おっさん、酔った勢いで子育てを語る

酔ったおっさんがとりあえず踊ってます

初めてのお使いで上手く買い物ができなかった子供のような気分を味わう

美容室の話の完結編です。
席に案内される。担当のお兄さんに希望を伝える。「短めで前髪を流して」と。
お兄さん、ヘアカタログをページを開く。
「こんな感じで良いでしょうか」
「はい」
こういう面倒なやり取りが嫌なんだよな。太ったハゲのあるおじさんにヘアカタログなんて見せても意味ないじゃん。
「刈り上げますか」
「少し」
普段なら「短め」のひと言ですべてが済むのに。

今度はお姉さんがシャンプーしてくれる。
シャワー台に仰向けになるの苦手なんだよ。
いつも肩に必要以上に力が入って首も疲れる。
「力を抜いても大丈夫ですよ」と言われても、どうすれば良いかわからないし。
シャンプー終わったけど、耳の上部に水が残って気持ち悪い。いつもそうだ。俺の耳たぶの形が変なのか。シャンプー台から席に戻る時、いつもわき上がる葛藤である。

席に戻るや否や、眼をぎゅっと瞑る。これで大丈夫。お兄さんから話しかけられる心配はない。黙々とカットするお兄さん。他の人には冗舌なのに、ここでは沈黙。口をきいたのは、眉毛カットの時ぐらいか。ここでは休みなく動かしていたお口を休めてください。おじさんの心配りです。

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どうでも良いけど、緊張して喉が渇いた。お茶は出ないのか。忘れられているのか、カラーしないと出さないのか。どっちなんだろう。判断がつかん。

カットが終了し、もう一度シャンプー。疲れた。ドライヤーの後にお姉さんにマッサージしてもらうも緊張して返って疲れる。

最後に微調整してもらい、ワックスを塗ってもらい、終了。
お兄さんに鏡を向けられながら「どうでしょうか」と聞かれ、「良いです」と答える。本当はしっくりせずイマイチだったらけど、こんなおじさんにダメ出しされたら、お兄さん自信喪失してしまうだろうから、大人の対応をした。

受付の女性にカードを作りますかと尋ねられたので、もう二度と来ることはないと思いつつ、「はい」と返事をする。これで薄い財布が少しは厚く見えるだろう。

うちに帰ったところ、嫁からは何の反応がない。そのまま5日が過ぎ、冷え切った夫婦の仲間入りかと思っていたところ、いきなり嫁の事情聴取が始まった。そして、めちゃくちゃダメ出しされる。5日間も気づかなかったくせに。

おしまい

 

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