チョーヤの梅酒を作る際に使用された梅の第二の人生が垣間見れた話
昼を食べた帰り道に、店頭がカオス気味な酒屋の前を通った時のことである。
袋入りの梅の実が目についた。立ち止まって、よく見る。
「チョーヤ 梅酒のうめ」と袋には記されている。梅酒を作る際に使用された梅らしい。エキスをすべて放出したお茶の出がらしみたいなものか。最後にこういう形で販売されて、飲み屋で梅酒と束の間の再会を果たす。そして酔っ払いにマドラーで突っつかれたりして、その生涯を終えるのか。
梅酒の梅は美味しいとは言えないが、産業廃棄物にされることなく、最後まで食品として扱われているのなら悪くは最後なのかもしれない。
おしまい