手帳にまつわる怖い話。とりあえず手帳の取り扱いには気をつけろ
なんか知らないけど、最近、来年の手帳にまつわる話をよく見る。自分の中では手帳って10月以降の話ではないかと思っていたのだが、知らない間にスタートがひと月くらい早くなったみたいだ。
昔、イノベーターの手帳を毎年使っていた。今も売っているかどうかは知らない。
手帳には、飲酒したか否か、主なお金の使い道、旅日記などをしたためていた。手帳に仕事のことを書き留めたことなど一度もなかった。
不幸なことに結婚してからもその習慣は変わらなかった。
今となっては昔の話だが、子供も生まれ、絵に描いたような幸せな家庭（おおげさ、嘘だけど）に知らない間に不幸が襲いかかった。というか自業自得。
当時3歳ぐらいだった子供が自分の不在時に自分のバッグの中身をぶちまけたのだ。それだけなら問題なかったのだが、あろうことか無邪気にも手帳を嫁に渡したらしい。三歳児に未必の故意疑惑を抱いたのは内緒だ。
嫁がカバンをあさって子供に罪を擦り付けたのでは、と考える人もいるかもしれないが、それは絶対にないと言い切れる。なぜなら、うちの嫁はサザエさんだから、そんな知恵は回らない。
幸か不幸か、自分は酒にはだらしないが、女にはだらしなくない。例え女にだらしなかったとしてもモテることはないので問題はない。パチンコや競馬なんかにも興味はない。その視点で考えれば手帳を見られても困ることは全くなかった。
ただひとつ違ったのは、奥様は魔女ではなく大酒飲みだったのです。
つづきます
