おっさん、酔った勢いで子育てを語る

酔ったおっさんがとりあえず踊ってます

才能を評価する

付き合いというか義理みたいなもので、年に数回、音楽のコンクールを観に行くというか聴きに行く。

演奏しているのは子供たちだ。審査員は三名いて、1日に何十人もの子供たちの演奏を聴き、瞬時に評価して、講評と得点をつけていく。一定以上の点数をとると、次のステージに行けるという流れだ。過去のステージの得点を持ち越すことはないので、常に一発勝負である。

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で、ズブの素人の自分からすると、その差が正直なところ、わからないのだ。一定の水準まで行くと、わずかだけど絶対的な差が生じるのは理屈としては理解できる。自分のような素人でもわかる明確なミスを除いては、子供の演奏とはいえ、その違いが本当にわからないのだ。

何となくわかるのは、機械のように正確に譜面をたどって演奏しても一定以上の評価を得ることはないということだ。写真そっくりな緻密な絵画がそれなりの評価しか得られないのと同じように。

最後にものを言うのは目利きに訴る力ということなのかと思う。ただそれが凡人である自分には、情緒的なものなのか緻密なものなのかは永遠にわからないことをだけは確かである。
自分に唯一わかることは才能を評価する人間の能力もまた半端ないということだけだ。

 

おしまい

 

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